子供成長矯正

子どもの歯並びを直す適正な年齢

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歯並びを治す適正な年齢

お子さまの年齢によって、歯科矯正にできることも、そのやり方も大きく変わってきます。 年齢にしたがった、歯のはえる時期と歯科矯正治療の関係について具体的に解説していきます。

1. 0から3歳:乳歯の時期

一般的には生後6ヶ月くらいからはえ始めるのが乳歯です。この乳歯は、3歳くらいまでにすべての歯がはえそろいます。

どうせ永久歯にはえ変わるのだからと、それほどこの乳歯に関心の高くない親御さんも少なくないのですが、それは大きな誤解なのです。

乳歯は永久歯がきちんと適正な位置にはえるためのガイドとして最も重要な役割を果たしているといっても過言ではありません。乳歯が適切な時期に抜け落ちることで、永久歯が正しくはえる道案内をしているのです。

また、乳歯の虫歯をどうせ抜けるのだからと虫歯を放置したままにすることによって、早い段階で抜け落ちてしまい、そこに隙間があいてしまったりすると、斜めにはえたり、ずれてはえたり、さまざまな歯並びの異常が発生し、永久歯は本来あるべき位置にはえてこなかったりするのです。

結果として、永久歯にはえ揃ったときにきれいな歯並びや正しい咬み合わせは期待できないのです。

乳歯だからといって決して油断せず、まずきちんと歯磨きする習慣を身につけさせることはもちろん、万一虫歯におかされたときには、すぐに治療を受けさせることが欠かせません。

一方、永久歯がきれいにはえそろうスペースを確保するためにも、あごの骨格の健やかな発達をうながすことが必要で、そのためにもお子さまの食事のたびによく噛む習慣を身につけさせていただきたいのです。

それができるのは、お母さまの献立や材料の選び方にかかってきます。やわらかで、ほとんど噛まなくても飲み込めるようなファストフードばかりをお子さまに与えていると、噛むことそれ自体がおっくうになってしまったりするの、硬い根菜類や小魚を骨ごと食べさせる等噛むことをぜひ習慣づけさせていただきたいのです。

さらに、この幼児期に指しゃぶりをはじめ歯並びに悪影響をおよぼすさまざまな悪い癖を身につけてしまうと、それだけで口腔内にさまざまな異常を発生させる原因になってしまいます。

指しゃぶりが歯並びに影響するなどということは、言われなければ気づかないことかもしれません。 だからこそ、生まれてから行きつけの歯医者さんをつくり、虫歯になってから歯医者さんにいくのではなく、予防という観点から定期的にチェックしてもらいながら、歯についてのさまざまな知識を身につけていくことをお勧めいたします。

3歳くらいになると、そのお子さまの将来的な歯並びもある程度予測できるようになります。この段階で口腔内の発育に問題や不安がある場合には、たとえ乳歯の段階であっても歯科矯正専門医の検査やアドバイスを受けることが必要です。

この幼児期で最も大切な歯科矯正治療は、その後の成長段階での歯並びや咬み合わせの異常の発生を未然に防ぐことにほかなりません。

あごの骨格や、歯の成長に与えるさまざまな悪影響を排除し、きれいな歯並び、正しい咬み合わせになるための準備をするのです。

上下の歯並びがずれて咬み合わせられない受け口になっている場合には、あごの骨格の正常な発達を妨げることもあり、永久歯が正常な位置にはえてこないことも予想できます。

そういった異常を未然に予測し、対策を講じることが必要なのです。

さらに、この幼児期の歯科矯正治療は、そのお子さまの成長に寄り添った、そのお子さまの理想のあごの骨格の発育・成長、正しい咬み合わせや噛む力や機能、さらに言葉を発するための発音機能を十二分に引き出すことにもつながるのです。

2. 6歳から13歳:混合歯の時期

乳歯と永久歯が混在する6歳から13歳で、最も多く見られる歯列の異常が受け口です。受け口というのは、上下の歯を咬み合わせたときに、下の前歯が上の前歯よりも前に出る状態をいい、“反対咬合”ともいいます。

この受け口の原因には、上あごや下あごの骨格の大きさ自体に原因があるものと、あごの大きさではなく、単なる癖として、噛むときに下あごを前に突き出す、“かみ違い”に原因があるものに分けられ、それぞれの原因に応じた対策が求められるのです。

奥歯の虫歯を避けようとして、無意識のうちに前歯で噛もうとしてしまう原因になることも少なくなく、指しゃぶりをはじめとする癖が原因となって、下の前歯を押し出してしまったりすることが原因となる場合もあります。

この受け口は、永久歯にはえかわる段階で自然に直ってしまう場合もありますし、単なる噛み違いならば、トレーニング等でも直すことができます。

しかし、永久歯がはえてしまってからでは手遅れですので、永久歯がはえはじめる前に小児歯科矯正の専門医の検査・アドバイスを受けることをお勧めいたします。

3. 混合歯列期の知識と留意点

乳歯から永久歯にはえ変わるとき、最初にはえてくるのが上下の奥歯・第1大臼歯で、一般的に6歳前後にはえてくる場合が多いため「6歳臼歯」とも呼ばれています。

「6歳臼歯」の次にはえてくるのが、前歯の中切歯、即切歯です。前歯で食べものをかみ切り、奥歯の6歳臼歯でこまかくすり潰し、これらの永久歯は食べものをかみ砕き、消化・吸収しやすくするという重要な役目を果たしているのです。

そして6歳臼歯のはえ方は、永久歯全体の歯並びを決めるといっても過言ではありません。6歳臼歯がはえてくる段階で、あごがしっかり成長・発達していないと、スペースが足りず、まっすぐはえることができないのです。

乳歯に段階で乳臼歯が虫歯になったりして早期に抜け落ちてしまった場合も、その抜け落ちた隙間を埋めようとして隣の歯が動いてしまうため、6歳臼歯は傾いてはえてしまいます。

6歳臼歯が傾いて生えてしまうと、次にはえてくる小臼歯や犬歯も傾いてはえたり、飛び出してはえたりしてしまうのです。

以上のことから、お子さまの歯並びをよくするためには、最初に6歳臼歯がはえてくる前に、歯科矯正専門医の検診を受けることが欠かせません。

特に乳歯の奥歯が虫歯で抜け落ちたりしているときには、早めの相談が必要です。 6、7歳で検査を受け、8歳から10歳までにあごの骨格を安定させる装置等で治療することで、それ以降の矯正治療がいらない場合も少なくないのです。

この時期の矯正治療では、上あご、下あごの正しい咬み合わせの位置関係と、永久歯が正しい位置ではえるためのスペースの確保等、永久歯の歯並び、咬み合わせが適正になるための事前の処置が最も大切な条件になります。

4. 永久歯がはえそろう時期の知識と留意点

6、7歳で6歳臼歯という名の最初の永久歯がはえてから12歳くらいまでにすべての永久歯がはえるまで、乳歯と永久歯が混ざり合って存在する混合歯列の時期がつづきます。

この混合歯列期は、成長時期特有の現象により、一時的に歯並びが極めて不揃いになりやすい時期ですが、不安を感じながら放置するのではなく、小児歯科矯正専門医に相談することが大切です。

乳歯から永久歯にはえ変わる時期は、お子さまごとに個人差がありますので、早い遅いと神経質になる必要はありませんが、極端に永久歯がはえる時期が遅い場合は、先天性欠如も疑われますので、必ず小児歯科矯正専門医にご相談ください。

12歳くらいになると、奥歯の一番奥に第2大臼歯がはえはじめます。15歳前後で永久歯の歯並びはほぼ完成します。

犬歯や臼歯につづき、最後にはえる第2大臼歯まではえそろう時期は、歯並びや咬み合わせが悪い原因がはっきりとわかる時期でもあります。

あごが未発達ののままだと、永久歯のはえるスペースが足りず、歯並びや咬み合わせの狂いも大きくならざるを得ません。

奥歯がはえてくるとき、その隣に位置する歯が根っこの部分に圧力を生じて傾き、次々の歯を押していってしまうのです。

また、通常では18歳前後にはえ始める親知らずが、あごが未発達なため、成人してもはえてこない場合もあります。

そんなケースでは、歯茎に埋まったままの親知らずが斜め後ろから第2大臼歯に圧迫を加えるため、歯並びにも悪影響を与えてしまいます。

永久歯がはえ揃うまでの時期は、お子さまの歯ならび、咬み合わせをしったりと見極め、歯並びや咬み合わせが悪くなる要因を取り除くことが大切です。そのためにも、小児歯科矯正専門医の定期的な検査とアドバイスが欠かせないのです。

5.あごの骨格の成長が終わる段階の知識と留意点

あごの骨格の成長を活用することでお子さまの歯科矯正はよりスムーズに進みます。一般的に14歳か16歳であごの骨格の成長は終了するといわれています。

このあごの骨格の成長が終わる前までに、あごの骨の成長・変化を活用して矯正治療することが、お子さまの肉体的・精神的負担も最小限に留め、親御さんの矯正治療の費用の負担も必要最小限に留めることができるのです。

まとめ

お子さまの歯科矯正治療をはじめる時期は、それぞれのお子さまに応じて正解はひとつではありません。必ずしも早ければ早いほどいいとは断言できないこともあります。

肉体的には早ければ早いほどいいといえるのですが、小さなお子さまの場合、矯正装置を装着すること自体が精神的に大きな負担になることも否定できません。

小学校の高学年にもなれば、歯並びや咬み合わせの状態もはっきりとわかり、お子さまご自身でも自分の歯並びを気にし、矯正治療にも自発的に興味を持つようになってきます。

いずれにせよ、個々のお子さまの状態を見極めながら、矯正時期や矯正スケジュールの選択・決定をすることが重要です。そのためにも小児歯科矯正専門医にご相談ください。

ちょっと待って!! 未来歯科の見解もお読みください!

子どもさんの矯正を始める時期というのは、予防と同時におこなう必要があります。
ですから出来れば0歳児からの矯正をお勧めいたします。

歯が生える前から生後3ヶ月以内に頭の形を整える為にも、いたした方がよろしいかと思います。

それから、3ヶ月から1歳半くらいまでの間には噛む練習などをしてもらう必要があるかと思います。

そして出来れば永久歯が生える前から歯科医院に通院していただいて、予防矯正をおこなう必要があるかと思います。

10歳を過ぎて犬歯が生えてしまうと、抜歯矯正、いわゆる矯正専門医で抜歯をして矯正をするという方法しかなくなってしまいます。

ですので、出来るだけ早期からの矯正をお勧めいたします。

今の子どもさんたちは、ほぼ100%の確率で歯が並ばないと言われています。

虫歯や歯周病、歯並びが悪いなどの問題点が発覚した場合は、早期に小児矯正を行なっている歯科に通院していただくことをお勧めいたします。

 

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