予防

歯がなくなる原因は食いしばり?歯並びに関わるTCH(噛み続け癖)をご存知ですか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
歯の食いしばりとTCH

TCH(噛み続け癖)という言葉をご存知でしょうか。寝ているときの歯ぎしりがあると指摘されたことのある人は、ほぼ、このTCHといえるでしょう。じつは、このTCHは、歯が無くなる原因のトップだとも言われるようになりました。歯が、食事以外で接触し続けることが、様々な病気の原因にもなっているとも言われ、今回は、このTCHについてお話ししたいと思います。

1.TCHとは?

1-1.TCH(Tooth Contacting Habit)歯列接触癖といいます。

簡単に表現すると、「歯を接触させる癖」となります。じつは、何もしていないとき、唇を閉じていても、口の中では上下の歯は接触していないのです。そして普段、食事などで上下の歯を接触させる時間は、一日におよそ平均15分〜17分にも満たないといわれています。物を噛んでいる時(咀嚼時や食物の嚥下)や、会話、力を入れている時など瞬間的に当たるのです。しかし、歯ぎしりや、考える時や作業している時の癖などで長時間の接触がある場合、筋肉が疲労していきます。この不必要な上下の歯の接触癖を、TCH(トゥース・コンタクティング・ハビット)と名付けられました。この顎関節症の大きな原因になることがわかってきました。さらに、さまざまな筋肉が連動して作用するため、頭痛や肩こりとも密接に関係しているともいわれているのです。

1-2. TCH(Tooth Contacting Habit)が引き起こす症状

TCHは、顎関節症の大きな原因となります。

顎関節症とは、簡単に言うと、あごの関節(顎関節)周辺に何らかの異常がある「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」などが主な症状である慢性的な疾患で、人により状態も異なりますがまとめて顎関節症と呼びます。「硬いものを食べたら顎が痛くなった」という軽い症状を含めると日本人の二人に一人は何らかのあごの異常の経験があるのではないかとも言われます。

さらに、TCHは、顎関節症だけでなく、歯周病の悪化、歯の咬合痛、矯正治療中の顎関節症の発症、舌・頬粘膜の誤咬、充填物・補綴物の脱離、歯冠破折、慢性口内炎、舌痛症、発語不明瞭化など、口腔内の症状を引き起こすことがあります。

さらに、口腔内だけではなく、頭痛や首の痛み、肩こり、腰痛、膝の痛みに関係したり、ゲップ、オナラ、息苦しさ、お腹の張りなどの内臓にも関係があることを分かってきています。また、長時間緊張した筋肉が神経を圧迫するため、人によっては、目眩(めまい)や視力低下も引き起こしたりします。これは、歯列接触癖が続くと口の周囲の筋肉だけではなく、全身の筋肉にも疲労がたまるからだといわれているからです。

1-3. TCH(Tooth Contacting Habit)は治療できるか?

明らかに咬み合わせが悪いのであれば、歯科医院に通院し、咬合調整や咬み合わせの治療、歯列矯正などが必要になってきます。TCHだと自覚がある人(夜中に歯ぎしりがあると言われたことがある人)は、まずは歯を接触させないよう自己暗示を施すことをお勧めします。

作業中や考え事中に食いしばる癖がある人ほど、顎の筋肉は疲労します。この筋肉の疲労が蓄積すると、眠るときにより緊張しやすくなり、歯ぎしりが起こりやすくなるといわれています。

ですので、例えば、日中起きている時に、上下の歯があたらないように意識する方法を試してみましょう。職場や実家の、目につくところに「歯を離す」などの貼り紙をして意識するのが効果的です。

それでも改善がない場合は、歯科医院でご相談のうえ、咬合調整やマウスピースをつくるなどを検討してみましょう。

2.どんな人がTCH(噛み続け癖)になりやすいのでしょうか?

  1. パソコン作業など、下を向く姿勢が長い人
    例えばパソコンの仕事は少しうつむき加減になりますが、これは奥歯を合わせ易い状態です。首を上に上げると奥歯は離れます。お試しください。
  2. 歯並びで、上下の奥歯がつねに接触している。
  3. 習慣的に噛みしめる回数が多い人
    スポーツ練習など、力仕事など、一生懸命何かをしているときに噛みしめる癖がある
  4. 仕事や対人関係など、不安や緊張などのストレス状態にある人

ストレスに対する構えがあると、緊張して上下の奥歯をグッと咬み合わせてしまう。

まとめ

ストレスの多い現代において、歯を食いしばって仕事に精を出している方も多いでしょう。また、下を向きながらパソコンの画面で奮闘している人も多いはずです。そんな方はTCH(噛み続け癖)になっているかもしれません。放置していると、歯並びや歯の健康に悪影響を及ぼす恐れがあることを認識してほしいものです。いますぐに、噛み合わせの相談などで、TCHの知識が深い歯科医院を受診することをお勧めします。

ちょっと待って!! 未来歯科の見解もお読みください!

TCHは歯並びが悪くなる原因や、顎関節症、虫歯がおこる原因にもなりますし、歯周病の原因ともなります。

どういうことかと言うと、昔ながらあった歯科の関係では顎関節症の中でも咬合性外傷と言われる、歯周病の中でも咬合性外傷と呼ばれる噛み合わせによっておこる、「歯のなくなり」という分野に属すると思います。

それから、顎関節症では顎の関節の食い込み現象ですね。寝ている間に歯が接触してしまうという異常嚥下という状態によっておこります。

異常嚥下と呼吸性の異常によって口呼吸という状態になりますから、歯並びの異常、痰を出す癖とか、舌を出す癖によっておこる歯並びの異常になります。

口の中の疾患というのは、歯が異常に接触してしまう、無意識レベルで接触してしまう為に起こってしまうケースが多いんですね。

今までは、虫歯は関係ないとされてきましたが、これも噛み癖が関係しています。
例えば、食べ物を最初に左の奥に入れてしまう癖がついていると、そちらの方が虫歯になりやすくなったりします。

肩こりや腰痛が起こることも関連しています。

これはどういうことかと言うと、肩の筋肉とか目の筋肉はどこかで緩んだり異常緊張を起しますと、歯の喰いしばりを起こします。
ですから舌が低位になって、舌に歯型の跡がついたり、ほっぺたを無意識の間に噛んでしまう現象がおきてしまいます。

歯科医は今まで歯のことばかり診てきましたが、これは筋肉の異常によって起こることですから、筋肉の異常をコントロールしてあげる必要があります。

もうひとつ、最近浮き上がっていることがあります。
いわゆる冷水痛。歯がしみるという現象ですね。

歯が楔状欠損(けつじょうけっそん)といいまして、歯の根元の部分が欠損してしまうとしみることがあります。
これも咬合性外傷によって起こります。特に左上の4、5番が起こりやすい部位です。

それから前歯のしみ方ですね。これも口呼吸によって起こる現象と噛み締め癖によって、常に歯牙に大きな力が加わっている為におこります。

これを防ぐには、目線をぐーっと上にあげてあげる。めいっぱい上げてあげると、知覚過敏とか冷水痛とかの症状が無くなることが多いです。

寝勢を上に上げることで、下顎が前歯の方に下顎前方位をとりますので、歯牙に大きな力が加わりにくくなるために、しみなくなってきます。

わずかな噛み合わせの噛み癖、噛み締め癖によって異常な頭痛、肩こり腰痛。そういったものを解明する筋肉に異常をきたすことが、このTCHといわれる症状となっています。

TCHのもう一つの症状としては先程言った嚥下と呼吸性の異常です。
飲み込み異常によって口の中から呑気というガスが胃腸に溜まってしまい、異常にお腹がぷっくりふくらみ、ゲップやおならの原因になります

この現象は赤ちゃんでも起こっています。
お母さんの抱き方によるものです。

顎を上げてしまう抱き方によって呑気を吸ってしまう。そして、おっぱいがしっかり入っていないことによって赤ちゃんも呑気を吸ってしまって歯が無い状態でもこのTCHといわれる前駆症状が起こっていると考えられます。

TCHは顎関節症、噛合病、歯並びの異常、歯周病、虫歯。それから、もろもろの歯科疾患全部に関係していると言われます。

そして、最も歯が無くなる原因はこのTCHです。

で、TCHはなぜ起こるかと言うと、例えば目が下を向いてしまうと目が緩んでしまいます。老化現象として目を下向けてしまうと、これによって身体の全ての筋肉が異常緊張を起すのですね。そのことによっても、喰いしばりが起こります。

口腔だけではなくて、TCHは全身の筋肉の異常緊張によって起き上がる現象だと私は考えます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

コメントを残す

*